|
|
|
|
|
|
● 森香る家 コンセプト 森香る家とは『森と人を結ぶ、守る、育てる』をキーワードに建主、設計者、施工者が 同じ意識を持ちながら作り上げる。次世代に受け継ぎ伝えることのできる家。
日本の森林面積は国土の65~70%で、そのうちの約半分が人工林といわれています。 樹種は3000種類もあるといわれ、森林比率は世界第2位といわれています。 戦後、杉、桧、その他の木が将来の住宅供給の為に日本全国で植えられました。 その木が今、山に置き去りにされようとしています。 木が置き去りにされるということは、山の手入れがされず、山が荒れることになります。 これらは、私たちに決して無関係ではなく、むしろ大きな社会問題となっています。 また、職人達により古くから受け継がれてきた木造建築の技術もどこかに置き去りにさ れようとしています。 さらに、我々の心の中にある日本家屋の記憶も失われつつあるように思います。 かつては日本の気候風土にあった、自然の光や風があふれる自然と共に暮らす家が全国 各地にありました。 日本の自然と調和した地域独自の美しい町並みや木造建物がどこにもありました。 機能や性能など、数値では表せない日本独自の日本にあった木造建築が数を減らしてい ます。今、この日本の山の木を使い腕のいい職人達の技術で住宅を作るということは、 かつての日本の町並みや木造建築の技術を守り職人を育て、日本の森林を守り、育て、 環境を守る事になります。 そして、我々のくらしを守ることにつながると思います。 ● 具体的には、以下のような家作りです。 具体的には、国産、県内産の杉、松、栗などを金物を使わず、伝統的な仕口と継手によ 参加することで愛着がわき、自身の家作りを楽しむ事が出来ると思います。 そして、完成、引っ越しが終わりではなく、その後も家作りを継続しながら、愛情をも 現在の家作りは種々様々最先端の設備や機能、性能が求められ、またそれを満足させる 森香る家は、それらとは真逆の作り方かもしれません。 以下が森香る家の基本となります。 ● 構造について 柱、梁を金物を使わずに、地場大工が受け継いできた伝統的な仕口や継ぎ手によりしっ ● 材木について 国内産、主に県内産を主として杉、桧、栗、松などを適材適所に使います。 ● 職人について 自身の仕事(職種)に誇りをもつ、まじめな職人が手間と技術を惜しまず作り上げます。 ● 仕上げについて 地場の素材、素朴な物、素材そのものの姿を活かして使用します。 ● 冷暖房その他の設備について 過度な設備は備えず、出来るだけ自然の状態で過ごせるように、風や採光など自然エネ ● 外観について 構造(柱、梁)が意匠(空間、プロポーション)として成立する家を作ります。 派手なデザインはしません。デザインは飾ることではありません。素顔が美しいことが 少し昔の民家はシンプルでプロポーションのよい住む人の為の家がたくさんありました。それらは、今も尚、時代をこえて現在の私たちに受け入れられています。 突出した物ではなく静かにそこにある。廻りの自然と調和した家だからこそ住む人にも ● 外構(庭)について (周辺の環境、景観を考慮しながら建物と庭を同位で考えます。) 周辺の環境とその家にあった庭を工作舎が設計提案し、建て主様と一緒に植木や石など ● 設計監理について 工作舎一級建築士事務所が愛情と責任をもって設計監理をします。 |
||
|
|
森香る家(自邸)の材料選定(松、杉)、刻み、上棟風景、完成の写真です |
||
大工さんに依る、墨付け、刻みが終わり、上棟が始まりました |
|
|
|
|
|